オブリビオン
「タイバー・セプティム」からの王朝を取り上げてみます。
固有名詞は日本語版Oblivionの「帝都の略歴 1-4」によります。
(たとえばキャシンダールは、他の本ではカシンダーと訳されていますが、ここでは「キャシンダール」の名前で紹介します)
在位の年数は「Oblivion Wiki JP」様のを参考にさせていただきました。
結構個人的な感想も書いてあるかもしれませんが、主に本に書いてあったことを取り上げます。

1.タイバー(在位2E854〜3E38)
■前皇帝クーレケイン配下の将軍。混乱していた二紀のタムリエルを統一。38年間に渡り国を統治した。
■「サンクレ・トールの戦い」で、レマン三世が身につけていた王者のアミュレットを発見した。
■死後タロスとして神格化、「八と一つの神」こと九大神のできあがり。


2.ペラギウス一世(在位3E38〜3E41)
■タイバーの息子
■優れた統治だったが、闇の一党に暗殺された。


3.キンタイラ一世(在位3E41〜3E53)
■ペラギウス一世のいとこ。ペラギウスには子孫がいなかった為、彼女が皇帝の座を継いだ
■彼女の統治中、帝都は繁栄と豊作に恵まれた。
■また、彼女は美術・音楽・舞踊の文化を積極的に保護し発展させた。


4.ユリエル一世(在位3E53〜3E64)
■優れた立法者。剣士ギルドや魔術師ギルドを広めた。


5.ユリエル二世(在位3E64〜3E82)
■一世から慈悲の心を受け継いだ心優しい人だったが、天災により国の統治はうまくいかなかった。


6.ペラギウス二世(在位3E82〜3E98)
■前皇帝が抱えた負債を解決しようとした。
■その方法は元老院を解散し有力者を追放、金を払った人に復帰を認めるといったものだった。
■上記の政策は、金を払えない者が復権できないとの批判を受けた。
■彼の死亡後、「元老院を追放された者が復讐のため、彼に毒を盛って殺した」などの噂が生まれた


7.アンティオカス(在位3E98〜3E112)
■派手好き女好きで、浪費が激しかった皇帝。「狼の女王」ポテマの兄。
■この時代はユリエル二世のころより市民戦争が激しく、国は乱れていた。
■ビアンドニア国相手に苦戦し、サマーセット島の領域をほぼ奪われた。
■なんだかんだで国は治められた実力者。
■また、この時代に九大神の騎士(家庭用またはDLCで登場)が設立、「レッド・ダイヤモンド戦争」まで続く事になる。
■カジートのポルノは黒歴史。

8.キンタイラ三世(在位3E112〜3E114?)
■アンティオカスの娘、歴代でもっとも不運な皇帝と呼ばれる。
■叔母であるソリチュードの女王ポテマと、その息子ユリエル三世にケチを付けられ3度の反乱を起こされた。
■1度目の反乱でポテマに囚われ、約2年後殺害された。


9.ユリエル三世(在位3E123〜3E127)
■ポテマとソリチュード王との間に産まれた。
■そのため名字はマンティアルコだが、ユリエル・セプティム三世と名乗った。以降セプティムという名が皇帝の称号に。
■叔父たちと帝位をめぐって争った「レッド・ダイヤモンド戦争」で母ポテマに支援される。
■そして叔父たちに「イチダグの戦」で捕われる。護送中に群集の襲撃をくらい馬車の中で焼死。


10.セフォラス一世(在位3E127〜3E140)
■ユリエル三世の叔父、ハンマーフェルの国を支配していた。皇帝セフォラス一世を自称。
■マグナス一世と共にポテマ女王を倒す。
■戦争ばかりしていた中で、未婚のまま死亡。


11.マグナス一世(在位3E140〜3E145)
■セフォラス一世の弟、ブラックマーシュの国を支配していた。兄の死後皇帝に。
■「レッド・ダイヤモンド」戦争で敵対した国の王を征伐する任務中に死亡。


12.ペラギウス三世(在位3E145〜3E153)
■召し使いに仕事させるためにウンコするところだった狂気の皇帝。
■あまりに狂っていたので精神病院に入れられた。
■彼の命日とされる薄明の月2日は、アホなことをやっても許される日になった。


13.カタリア一世(在位3E15〜3E199)
■ペラギウス三世の妻にしてよきサポート役、彼の死後王位を継いだダンマーの女性。
■タイバーの血を引かない人物(しかもダンマー)が皇帝になったことを批判する声が上がったが、彼女の統治した46年は素晴らしい時代だった。


14.キャシンダール一世(在位3E200〜3E202)
■ペラギウス三世の息子。
■病弱のため2年間の統治後に死亡。


15.ユリエル四世(在位3E202〜3E247)
■カタリアと再婚相手のガリベール・ラリアートの間にできたブレトンの子供。
■キャシンダールが養子として後継者に選んだため、セプティムと血が繋がっているわけではない。
■カタリアの子供とは言え、彼女のような能力を持っているわけではなかった
■元老院により、息子のアンドラックは皇帝の座を剥奪されたが、ショーンヘルムのハイロックの王になった。
以降、彼の子孫がそこを統治することに。


16.セフォラス二世(在位3E247〜3E268)
■セプティム家の血をひく者として元老院から擁立された。
■強奪者キャモランがデイドラとアンデットを率いてヴァレンウッドで暴れていたが、何もできなかった。


17.ユリエル五世(在位3E268〜3E290)
■即位直後、国内の不満を反らすため外征した。
■ロスクリー、キャスノキー、イェスリー、エスロニーなど様々な場所を統一したが、アカヴィル遠征時にイオニスの戦いで死亡。
■その戦いぶりが評価されたが、彼が死亡したイオニスの戦いは、天候の悪さも重なって悲惨なものとなった。


18.ユリエル六世(在位3E290〜3E317)
■5歳で皇帝の座を継ぐことになったので、成年になるまで母のソニカが権限を持ったが、実権は元老院が握っていた。
■限られた権限「拒否権」を積極的に行使し、実力が認められた
■スパイ組織や衛兵隊も有効に使い、元老院を支配することに成功した。
■彼の代から、アルテウム島からの特使が帝都に立ち入りすることが禁じられるようになった
■落馬により死亡


19.モリハーサ(在位3E317〜3E339)
■ユリエル六世最愛の妹で、彼の元老院対策の手助けをした。
■スカイリムから大賢者を招き、タイバー以来二人目の魔闘士を持つ皇帝に。
■彼女の統治は正確だが、慎重すぎたとされる。
■ブラック・マーシュが危機に晒されているときにほっといたため、アルゴニアンの女性に恨まれ、殺し屋に暗殺された。


20.ペラギウス四世(在位3E339〜3E368)
■前皇帝のモリハーサには子供がいないうえに、妹のエロイザも死亡していたので、エロイザの息子が継ぐことに。
■離ればなれになった国をまとめようとしたが、うまくいかなかった。
■だが29年間の安定した統治のなか、タムリエルの諸地方はユリエル一世の時代よりも結束を固めていた。


21.ユリエル七世(在位3E368〜3E433)
■ペラギウス四世の息子、長きにわたりタムリエルを治めた皇帝。
■『アリーナ』ではジャガー・サーンにより囚われの身となっていたが、謎のチャンピオンにより救出される。
■『ダガーフォール』では謎の人物を同名の地に派遣。
■『モロウウインド』では牢屋にいた一人の囚人を、とある理由で解放した。
■そして本作『オブリビオン』で暁の信者に襲われ、隠し通路の部屋にいた囚人に王者のアミュレットを託して死亡した。


22.マーティン
■クヴァッチの修道士で元サングイン信者&魔術師ギルドメンバー。
しかしその正体はユリエル七世の愛人から生まれたセプティムの血を引く者。
■皇帝としてドラゴンファイアの火をともすことになったが、王者のアミュレットをマンカー・キャモランに奪われ、取り戻すため色々やることに。
■王者のアミュレットを取り返し皇帝になろうとしたときに、愛すべきバカ、デイゴンがニルンに入ってきてしまった。
■彼はアカトシュの化身に変身、デイゴンを消し自身はそのまま石化(?)した。


23.???
■マーティンの消滅によりセプティムの血は途絶えたと思われたが、小説版で皇帝の跡継ぎが登場?

参考資料
2920シリーズ、帝都の略歴、狼の女王、などなど
Oblivion Wiki JP
帝国図書館
UESP(the Unofficial Elder Scrolls Pages)


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